雌牛(146〜153)
われらが啓典を与えた者たちは自分の息子を識るように彼を識る。しかし、彼らの一部は知っていながら真理を隠すのである。(2:146)
真理はおまえの主から。それゆえ、決して疑う者たち(の一人)となってはならない。(2:147)
そしてそれぞれに、彼が向かせる方向がある。それゆえ、諸々の善行を競え。おまえたちがどこにいようと、アッラーはおまえたちを一同に呼び寄せ給う。まことに、アッラーはすべてのことに全能な御方。(2:148)
そしておまえが出掛けたところから、おまえの顔を禁裏モスク方に向けよ。そしてまことにそれはおまえの主からの真理である。そしてアッラーはおまえたちのなすことを見過ごし給う御方ではない。(2:149)
そしておまえが出掛けた所から、おまえの顔を禁裏モスクの方に向けよ。そしておまえたちがどこにいようと、おまえたちの顔をその方向に向けよ。人々がおまえたちに対して(言い掛かりをつける)論拠が存在しないように ―ただ、彼らのうち不正をなす者は別であるが、彼らを懼れず、われを懼れよ― また、われがおあえたちに対するわれの恩寵を全うするために。そしてきっとおまえたちは導かれよう。(2:150)
ちょうど、われらがおまえたちの中に、おまえたちにわれらの諸々の徴を読み聞かせ、おまえたちを清め、啓典と英知を教え、おまえたちが知らなかったことを教える使徒を、おまえたちの中から遣わしたように。(2:151)
それゆえ、われを念じよ、われはおまえたちを念じる。われに感謝せよ。われに背信してはならない。(2:152)
信仰する者たちよ、忍耐と礼拝に助けを求めよ。まことにアッラーは忍耐する者たちと共にあらせられる。(2:153)