日亜対訳クルアーン写経ブログ

(出典元) 中田孝[監修]・中田香織・下村佳州紀[訳]『日亜対訳 クルアーン [付] 訳解と正統十読誦注解』、松山祥平[著・訳]「クルアーン正統十読誦注解」、黎明イスラーム学術・文化振興会[責任編集]、作品社、2014

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

雌牛(141〜145)

これはすでに過ぎ去った民である。彼らにはその稼いだものがあり、おまえたちにはおまえたちが稼いだものがあり、おまえたちは彼らがなしていたことを問われることはない。(2:141) 人々の中の愚か者たちは言うであろう。「なにが彼らに、彼らの向いて…

雌牛(134~140)

これはすでに過ぎ去った民である。彼らにはその稼いだものがあり、そしておまえたちにはおまえたちの稼いだものがあり、おまえたちは彼らがなしたことを問われることはない。(2:134) また彼らは言った。「ユダヤ教徒に ―またキリスト教徒に― なれ、導…

雌牛((125〜133)

また、われらがこの館を人々の戻り行く場所とし、また、安全地帯とした時のこと。「イブラーヒームの立ち処を礼拝の場とせよ」。また、われらはイブラーヒームとイスマーイールに、周回する者たち、御籠りする者たち、跪拝する者たちのためにわが館を清める…

雌牛(117〜124)

諸天と地を創始し給う御方。そして彼が事を決め給う時には、それにただ、「あれ」と仰せられれば、それはある。(2:117) また、知識のない者たちは、「アッラーがわれらに話しかけ給うのか、徴が現れることはないのか」と言う。こうして、彼ら以前の者…

雌牛(110〜116)

また、礼拝を遵守し、浄財を払え。そしておまえたちがおまえたち自身のために前もって(現世)でなしておいた善行は、おまえたちはアッラーの御許にそれを見出そう。まことにアッラーはおまえたちのなすことを見通し給う御方。(2:110) そして彼らは、…

雌牛(106〜109)

われらが取り消すかまたは忘れさせる徴(クルアーンの一節)があれば、それに優るか、同様のものを持ってくる。アッラーがあらゆることに全能であることをおまえは知らないのか。(2:106) 諸天と地の王権がアッラーにあることをおまえは知らないのか。…

雌牛(102〜105)

そして彼らは、スライマーン王の治世に、悪魔たちが読むことに従った。スライマーンは不信仰に陥らなかった。ただ、悪魔たちが信仰を拒絶し、人々に魔術を教え、バービル(バビロン)の二人の天使ハールートとマールートに下されたものをもまた(教えた)。…

雌牛(94〜101)

言え、「人々を差し置いておまえたちだけにアッラーの御元に来世に住まいがあるならば、死を願うがよい、おまえたちが正しいのなら」。(2:94) そして彼らは決してそれを願いはしない、彼らの手がすでになしたことゆえに。アッラーは不正な者たちについ…

雌牛(89〜93)

そして彼らの持っているものを確証する啓典(クルアーン)がアッラーの御許から来ると、以前は(信仰を)拒絶する者たちに対する勝利を祈っていたにもかかわらず、知っているものが彼らの許に来るとそれを拒絶した。それゆえ、アッラーの呪いが不信仰者の上…

雌牛(84〜88)

また、われらがおまえたちからの確約を取った時のこと。「おまえたちは自分たちの血を流さない(こと)、また、おまえたち自身を自分たちの住居から追い出すことはしない(こと)」と。それからおまえたちは承認し、自ら証人となった。(2:84) その後、…

雌牛(78〜83)

彼らは知らないのか。アッラーが自分たちの秘していることも公にすることも知り給うことを。(2:77) また彼らの中には文盲で、啓典を知らない者たちがいる。ただ夢想があるだけで、彼らは思い込んでいるにすぎない。(2:78) それゆえ自らの手で啓典…

雌牛(70〜76)

彼らはいった。「それがどんなものか、われらに明かし給うよう、おまえの主に祈ってくれ。まことに牛はわれらには似通っている。アッラーが望み給うたならわれらも導かれた者となろう」。(2:70) 彼は言った。「それは、土地を耕すようには飼い慣らされ…

雌牛(62〜69)

まことに信仰した者、「戻った者たち」、キリスト教徒たち、サービア教徒たちで、アッラーと最後の日を信じ、善行をなした者、彼らには彼らの報酬が彼らの主の許にあり、彼らには恐怖はなく、彼らは悲しむことはない。(2:62) また、われらがお前たちの…

雌牛(56〜61)

それから、おまえたちの死後、われらはおまえたちを蘇らせた。きっとおまえたちは感謝するだろうと。(2:56) また、われらはおまえたちの上に雲で陰を作り、おまえたちの上にマンヌとサルワーを下した。われらがおまえたちに与えたものの良い物から食べ…

雌牛(46〜55)

(それらは)自分たちが主にまみえる者であり、彼の御許に帰り行く者であると思う者たちである。(2:46) イスラーイールの子孫よ、われがおまえたちに恵んだわが恩寵を思い起こせ。そして、われがおまえたちを諸世界の上に優待したことを。(2:47) …

雌牛(37〜45)

それからアーダムは彼の主から御言葉を授かり、彼に許に顧み戻り給うた。まことに彼はよく顧み戻り給う慈悲深い御方。(2:37) われらは言った。「皆でそこから落ちて行け。そして、もしもおまえたちにわれからの導きが訪れるなら、そこでわが導きに従っ…

雌牛(30〜36)

そしておまえの主が天使たちに、われは地に代行者をなす、と仰せられた時のこと、彼らは言った。「あなたは悪をなし、血を流す者をそこに創り給うのですか。われらはあなたへの称賛をもって賛美し、あなたに対して崇めまつるというのに」。彼は仰せられた。…

雌牛(25〜29)

そして信仰し、善行をなした者たちには吉報を伝えよ、彼らには下に河川が流れる楽園がある、と。彼らは、それから果実が糧として与えられる度に、「これは以前にわれらに与えられたものだ」というが、彼らは似たものを与えられるのである。また彼らにはそこ…

雌牛(17〜24)

彼らの譬えは、ちょうど火を熾し、それが周囲を照らした途端に、アッラーが彼らの光を取り上げ、闇に置き去りにし給うたために見えなくなった者のようである。(2:17) 聾で、唖で、盲であり、彼らは戻らない。(2:18) あるいは、天からの雨雲のよう…

雌牛(6〜16)

まことに信仰を拒否する者たちは、おまえが警告しようと、警告しまいと同じで、信じはしない。(2:6) アッラーが彼らの心と聴覚を封じ給い、彼らの目の上には覆いがある。そして彼らには思い懲罰がある。(2:7) また、人々の中には、「われはアッラー…

雌牛(1〜5)

マディーナ垂示 ムーサー(モーセ)がイスラーイール(イスラエル)の民に雌牛の犠牲を命じたエピソード(67−71節)に因んで「雌牛」章と名づけられる。 人間が、アッラーを畏れる信仰者、忘恩の不信仰者、信仰者を装った背信の偽信者の三種の範疇に分か…

開端

マッカ垂示 クルアーンを開始する章であることから、「開端」章と名付けられる。「啓典の母」、「クルアーンの母」とも呼ばれる。 この「開端」章だけは、毎日5回の義務の礼拝の中で読むことが義務付けられている。 慈悲の神、裁きの神としてのアッラーの属…