雌牛(78〜83)
彼らは知らないのか。アッラーが自分たちの秘していることも公にすることも知り給うことを。(2:77)
また彼らの中には文盲で、啓典を知らない者たちがいる。ただ夢想があるだけで、彼らは思い込んでいるにすぎない。(2:78)
それゆえ自らの手で啓典を書きながら、それとひきかえにわずかな代価を得るために、これはアッラーからのものだと言う者に災いあれ。それゆえ彼らの手が書いたものゆえに彼らに災いあれ。そして、彼らが稼ぐものゆえに彼らに災いあれ。(2:79)
また、彼ら(ユダヤ教徒)は、「極火がわれらに触れるのは一定の日数だけだ」と言った。言ってやれ、「おまえたちはアッラーの御許に約定を取り付けたのか。そうであれば、アッラーはその約定を違え給うことはない。それとも、おまえたちはアッラーについて知りもしないことを言っているのか」。(2:80)
いや、悪事を稼ぎ、自分の過ちに取り囲まれた者、それらの者は極火の輩であり、彼らはそこに永遠に住まう。(2:81)
一方、信仰し、善行をなした者、それらの者は楽園の住人であり、彼らはそこに永遠に住まう。(2:82)
また、イスラーイールの子孫からの確約を取った時のこと。「おまえたちはアッラー以外のものに仕えない(こと)。そして、両親には至善を。そして血縁がある者、孤児たち、貧しい者たちにも。そして人々には善を語れ。また、礼拝を遵守し、浄財を払え」。その後、おまえたちはわずかな者を除いて背を向けた。そして、おまえたちも背反者である。(2:83)