日亜対訳クルアーン写経ブログ

(出典元) 中田孝[監修]・中田香織・下村佳州紀[訳]『日亜対訳 クルアーン [付] 訳解と正統十読誦注解』、松山祥平[著・訳]「クルアーン正統十読誦注解」、黎明イスラーム学術・文化振興会[責任編集]、作品社、2014

雌牛(224〜228)


 そして、アッラーを口実にしてはならない。善をなし、畏れ身を守り、人々の間を取りもつ(ことをしない)というお前たちの誓約のための。そしてアッラーはよく聞きよく知り給う御方。(2:224)



 アッラーはおまえたちの誓約における軽はずみに対してはお前たちの責任を問い給わないが、おまえたちの心が意図したものについておまえたちの責任を問い給う。そしてアッラーはよく赦し給う寛容なる御方。(2:225)



 妻からの絶縁を誓った者たちには4ヶ月の猶予がある。それでもしおまえが復縁すれば、アッラーはよく赦し給う慈悲深い御方。(2:226)



 それでもしおまえが離婚を決意したなら、アッラーはよく聞きよく知り給う御方。(2:227)



 また離婚を宣告された女は独りで三回の月経を待つ。そしてアッラーが彼女らの子宮に創り給うたものを隠すことは彼女たちには許されない、もし彼女たちがアッラーと最後の日を信じるならば。そして彼女たちの主人(夫)には、彼らが和解を望めば、その間に彼女たちを取り戻す一層の権利がある。そして彼女たちには彼女たちに良識により課せれたのと同じものがあるが、男性には彼女たちより一位階がある。そしてアッラーは威力比類なく、英明なる御方。(2:228)